介護で大事なのは体の使い方!?筋トレも大事!?コルセットの効果は!?
介護の仕事をしていてよく聞く話。
腰が痛い!!
職業病ともいわれる腰痛。
どうすれば防ぐ事ができるのか!?
対策としてよく聞くのが腰痛ベルト(コルセット)ですね。
ただこのコルセット・・・
1日中、付けたまま仕事をすると筋力が弱くなる。
こういう先輩もいるので一概に良いとは言えません。
使い方をよく調べてから使うようにしましょうね。
介護職員初任者研修の勉強をしていると必ず出てくる言葉があります。
ボディメカニクス
これは後日詳しく説明します。
簡単に説明すると・・・
体の様々な部位の相互関係を理解して体に負担なく
大きな力を生み出しましょう。みたいな感じでしょうか。
学校でいくら上手にできても現場はそうは甘くありません。
麻痺が入っている、拘縮がある方など。。。
学校では健常者を相手に練習するので、実際に現場に出てから
経験を積んでいくしかありません。
現在、私は腰痛がありません。
しかし、入社したばかりの頃は泣きたいくらい激痛。
汗がダラダラ。。。ボディメカニクスなど頭から吹き飛んで
ただ一生懸命目の前の利用者の介助を行っていた記憶しかありません。
働いてみてわかった事があります。
腰痛の原因は二つです。(私が思う)
①緊張により筋肉が硬くなる
②不意な動きに対応できない
これだけです。
この2つさえクリアできれば腰痛からおさらばです♪
まず・・・
①緊張による筋肉の硬化
初めて介助する時はどうしても緊張します。先ほども触れましたが、学校で
学ぶ時は生徒、もしくは先生が練習相手になっていたと思います。
しかし、介護の現場に出たら目の前にあるのは実践オンリーです。
初めて排泄介助をする時はどうしてもいつも取らないような体勢になってしまいます。
これに緊張が加わり筋肉は一気にカチカチです(@▼@;)
介助が無事終了し、襲ってくる腰痛・・・
これが何回も続く訳です。そりゃ壊れますよ。
小規模な施設なら1度に3~4名で終了ですが、大規模になれば
介助する利用者も増え、体に掛かる負担は相当なものでしょう。
②不意な動きに対応できない
介護を必要としている方の動きは読めません。
杖を使用し歩行されている利用者。目の前で転倒寸前。
介護職員は転倒を防ぐ為にとっさに利用者に手を伸ばすでしょう。
利用者を助ける為に手を伸ばす事は当然の行為です。
こういう不意な動きに対応できず、予想以上の負荷が掛かり
一緒に転倒などという場面も少なくないそうです。
■どうしたら良いのか??
原因がわかっているので簡単です。
・緊張をほぐす為、軽く準備運動を行いリラックスした体勢で介助を行う
強く力を入れたら折れてしまうのでは?と感じる場面も多いと思います。
しかし、職員が体を壊してしまっては元も子もありません。
自分に負担が掛からず、利用者も負担が掛からない介助方法は何か?
これは個人によって違いはありますが、先輩の介助方法を参考にする事は
とても大事です。リラックスして臨みましょう。
オムツ交換の際はベッドの位置はとても大事です。
面倒でも自分に合った高さまで調整しましょう。
・不意な動きに対応する為「~かもしれない」精神で臨む
介護現場は何が起きるかわかりません。常に危険予知センサーを機能させておくと
良いと思います。これがここにあると転倒する可能性がある。など
予知しておくと、不意に起きる事故にも脳が予知していたので体に掛かる負荷は
激減すると思います。
後ろから車に追突された方が数日後にむちうちの訴えが出る。という話はよく聞きますよね。
後ろから追突される事は基本、予知していません。ですが、来る来る!とわかっていれば、ある程度の防御体制は取れますよね。
この介護でいう不意な動きというのは、防御力ゼロの状態で負荷を全て受け止める。
このようなイメージで良いかと思います。常にアンテナを貼っておけば体を壊さずに
負荷を軽減する事ができます。
以上が私が考えた腰痛の原因と対策です。
もちろん、コルセットの使用などで軽減する方法もあります。
結局は腰痛は精神から来ているのだと思います。