走れなきゃ歩けばいいんだよ

人生色々。仕事や人生観について書いていきます。

訪問介護で有効な技!!利用者を安心させる方法

訪問介護って介護の経験が無いと敬遠されがちですよね。

 

理由は簡単です。

 

一人だから!

 

完全に他人のお宅に入ってお仕事をする訳ですから、介護初心者でいきなり訪問介護やりたいって方は少なかったです。

 

私が通っていた学校の同期は30名程いたのですが、ほとんどが特養や老健などの施設を希望してました。

訪問は2.3名ほど…

 

訪問介護って利用者と1対1なので、施設などと比べて深く付き合う事ができます。

逆に利用者が多い施設などは接すると言うよりどうしても作業になりがちです。

介護業界は常に人手不足。

一人の利用者に長く時間を割いてしまうと他の職員に負担が掛かり、「何やってんだよ」みたいな声が挙がってしまいます。

こういった背景もあり、施設はどうしても一人の利用者に割ける時間が限られてしまうのです。

 

この点が嫌で私は大規模施設は推奨しません。

 

利用者を人として接する、同等な立場で接する。

これができないで何が介護だよと私は思います。

 

訪問介護でお仕事に入る時間は様々です。

 

身体介護で30分未満もあれば、生活援助で45分以上など。

 

料理の味や片付けの際の配置など、利用者によって拘りがあります。

職員目線ではゴミでも利用者からしたら大事なお宝。こんな事もよくあります。

自分のお宝を勝手に捨てられたら怒りますよね??

 

絶対に自分基準になってはいけないのです。

中にはゴミ屋敷で虫がウジャウジャいるようなお宅に訪問する事もあります。

 

スイッチを入れるしかありません。

 

絶対に自分基準になってはいけないのです。(2回目)

 

得体の知れない虫が現れても、これは利用者のペットだ。と思うようにしてます。

 

思うようにしても鳥肌立ちまくりです(  ̄ー ̄)

 

そんな中、調理をしたり…

もう自分が経験してきた世界はどこにもありません。

 

このような困難ケースは利用者やケアマネさんと相談して掃除のサービスを入れる場合もあります。

あまりにもひどく、訪問できるヘルパーがいない場合はサービス提供を断る事もあります。

 

職員も利用者を選べる。

 

これ大事です。

もちろん選んでしまったら、「何でもやります!」って会社と比べたら売り上げは少ないでしょう。

 

ただ、職員さんにも権限はあります。

どうしても利用者が上に見られがちですが、私は絶対に同等であるべきだと思います。

 

最後に…

 

認知症でサービス時間内に打ち解けても、次回入った時には忘れている。

久し振りに入る利用者のお宅で利用者も不安がっている。

こんな事はよくあります。

その時の技を紹介します。

 

満面の笑みで両手で手を振る!

○○さんお久し振りー!!

 

これ本当に凄いです。

利用者もどんなヘルパーが来るのか不安なんです。

中にはいいから仕事してさっさと帰れというお堅い方もおります。

 

上に挙げた行為をできるお宅では、まずクレームは来ません。

 

理由は…

友達だから。

 

先程の述べた通り、職員がどうしても下に見られがちな変な業界です。

過剰にペコペコしたり、オドオドしていると

逆にクレーム入れたくなるようです。

 

言い方は悪いですが、フレンドリーに接する事で認知症の方は「あ、この人は前から入ってくれた人だ」と認識してくれ、すぐに打ち解けてくれます。

サービスに入る度に最初の数分は相手と打ち解ける為に時間を割いていました。

こんな無駄な時間はありません。

 

第一印象でほとんど勝負は決まります。

是非、お試しあれ。

※堅すぎてこりゃダメだろうって方には控えた方が良いかもしれません。

 

私はお構い無しでやりましたが。

結果、他のヘルパーはイヤだからお前が来いと言われるという…

 

これは仕事上、良いのか悪いのかはわかりません。

ただ、一人の人間としても信頼して頂けた感じがして私は嬉しかったです。

 

介護職員が下に見られてはいけないのです。

利用者を下に見てもいけません。